飲食店のレビュー
デイビッド・マーティンのレストランは我々のトップ100リストに乗るタイプではないよいに思われている。なぜならブラッセルのワーキングクラス地域であるアンダーレクトにあるシンプルなブラスリーだからである。週日はランチのみ 金曜日だけディナーも楽しめると言う限られた開店時間でサーブする。ラルページュやブリュノーで修業したマーティンはアペタイザーをオファーする事でブラスリー体験の格を一段引き上げた。スターターとしてラッカード・ベーコンとローレル・オイルのブルターニュで取れたラングスティンのカルパッチョ あるいは豚の耳で作られたミルフイユ、ハムのムースと共にサーブされるバスク・スタイルの豚の足。マーティンが一番輝いているのは肉が冷凍されているミートロッカーに入った時。そこには素晴らしい霜降りのドライエイジングのローカル産のベルギー牛、ババリア地方から届いたシメンタール牛、スペインの外ではめったに見られないガリシアン ルビア・ガレガなどが並んでいるからだ。